【0027】このブログで取扱う内容 2 of 3

10-ビジネス法務11環境整備, 12経営法務/戦略法務, 13予防法務, 14臨床法務, 16内部関係, 18突発関係

ふたつ目の切り口:時間軸

書く範囲が無限に広がることを避けるため、その範囲を確定させます。
前回はひとつめの切り口として、「相手との関係性」を挙げました。
それは、「自分」から近い順に
・従業員、役員、株主 = 内部関係
・仕入先、顧客(得意先・コンシューマ)、突発関係(公的機関・私人)、無関心・不認知、裁判所 = 外部関係となります。

 

この分類について補足しておきます。
まず、
内部関係に含まれる「株主」は外部関係ではないか。
逆に、外部関係に含まれる「仕入先」は内部関係ではないか、
という疑問があるかもしれません。
いまのところこのように分類しておきます。

次に、
外部関係の「裁判所」について。

法務には裁判上・裁判外の区分があり、「裁判上」は弁護士の領域で、本ブログで扱うのは主に「裁判外」になります。

「裁判上」は弁護士の領域ではありますが、法律的解決は終局的に裁判に依るため、法廷外でおこなう判断においても司法判断の影響を受けます。

このため、主な範囲は「裁判外」ですが、裁判外における実践に必要な範囲で、裁判所の思考方法(手続き・判例)は理解しておくべきであると考えています。

したがって、必要な範囲で(知ることができる範囲で、とも言えますが)裁判上の事柄についても取扱い範囲に含めます。

分類の切り口その2 時間軸

切り口のふたつめは「時間軸」です。

 

これは、以前の投稿に書いたPlan-Do-Seeの「マネジメントサイクル」が当てはまります。

計画(Plan)し、実行(Do)し、検証(See)するという流れには、すでに時間経過の概念が取り込まれているからです。

これにもうひとつ付け加えます。

時間軸で考えると、マネジメントサイクルを開始する以前に、その前提となる環境整備が必要となるからです。

つまり、時間軸での分類は以下のようになります。

  • フェーズ0 環境整備(法令管理・文書管理)
  • P=フェーズ1 経営法務(企画・提言・提案)、戦略法務(規制不備状況の積極利用)
  • D=フェーズ2 予防法務(契約事故・企業間紛争の予防、コンプライアンス体制の構築)
  • S=フェーズ3 臨床法務(民商事紛争、不祥事対応(法令違反等))
ここで()内は、<畑中鐵丸『企業法務バイブル』>を参考にしています。

 

この切り口が重要である理由は、「相手との関係は時間の経過により変化する」からです。

比較的単純な事務用消耗品の購入という契約行為であっても、購入検討 → 社内稟議 → 発注 → 配送 → 検品 → 代金支払 という過程があり、これが同日内に完了することはほとんどないと思います。

このように、ビジネスにおける行為は少なくとも数日、通常数年にわたって継続します。

その間に、自社と相手方のどちらが主導権を握っているかも変わりますし、自社が置かれた経営環境も変化します。時間の経過によってビジネスにおける相手方との関係性は変化するということです。

このため、ビジネスにおいては時間軸が非常に重要な要素となります。

(追記)投稿当時は現在とちがい、管理人の名称は(準備中)でした。修正して現在の一人称である(日野)等に置換えをしています。


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