【0172】肩こり・腰痛編-ホウタン的人体力学 4 of 6

91-ホウタン的××入門

【承3】さっきからサビつきを解消するというてますけど、サビつき?

肩こり・腰痛を解消する方法として井本邦昭『弱った体がよみがえる人体力学』を取り上げてきます。この本のChapter1~3の結論部分をあらためて読み返してみます。

病気や不調を生む体のサビつきを解消する方法として、本書では「10秒刺激」という体の動かし方を紹介します。これは人体力学で読み解いた筋肉や骨の連動を利用し、ふだんは動かせない体の奥にあるサビつきをピンポイントで刺激する、すぐれた身体操作術です。

井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p42>

「10秒刺激」がいいというのが結論です。

「10秒刺激」はまず腰のアーチをつくるものだ、という点を前回に説明しました。

では、“10秒刺激”によって“腰のアーチをつくる”ことで“ピンポイントで刺激”されるという「サビつき」とは何なのか、というところから話を続けていきます。

 

病気や不調を生む根本原因とは、いったい何でしょうか。この正体は、日々の生活でつくられた部分的な「サビつき」にあります。人は生きているかぎり、さまざまな困難に直面します。長時間労働による肉体疲労、人間関係などのストレス、近年の体温を超すほどの異常気象も、体にとっては大きな負担になっています。

井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p16>

上の引用部分にある“長時間労働による肉体疲労、人間関係などのストレス、近年の体温を超すほどの異常気象”のことを“こうした負荷”に置き換えて(次の引用部分の“こうした負荷”は“長時間労働による肉体疲労、人間関係などのストレス、近年の体温を超すほどの異常気象”を指す、ということ)、次の引用部分が続きます。

こうした負荷がかかり続けると、防衛本能によって体の一部が硬く縮んでいきます。それがやがて体に定着し、体の中に淀みをつくるのです。そして放っておくとどんどん悪化し、ついには本来の機能を果たせなくなる「仮死状態」に陥ってしまします。

本書では、硬直から仮死までを総称して「サビつき」と呼びます。

井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p17>

これが“サビつき”です。

同じページに【健康な状態】から【部分仮死】まで図示されています。参考までに、その図から文字だけ取り出してみます。

サビつくまでのフロー

健康な状態

血液やリンパ、神経の流れは非常にスムーズ。触ると適度な弾力や温かみがある

硬直

特定部位に負荷がかかり続けると、そこが緊張して一時的に硬くなる

麻痺

硬直が続くと神経の情報伝達がうまくいかなくなり、つねに緊張状態に

弛緩

さらに緊張が続くと、今度は力が入らなくなり、制御不能になる

部分仮死

弛緩を放置すると血液なども通わない仮死部位になり、機能不全に

井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p16-17 下線は(日野)による>

上記の引用部分は、画の補足的に書かれていたものを文字だけ抜き出して表にしたのですが、画がなくなった分より直接的で強烈な印象があります。

文字だけにしてみて、浮き上がった印象的な箇所に下線をしておきました。

 

肩から腰にかけて背中全体がムズムズと痛い痒いことが月に一度くらいの頻度で起こっていて、それがひどい盛りの時に、痛い痒いが耐え難く、解消法を探して書店に行って結果この本<井本『人体力学』>を手に取ったわけですが、

いまこの表を見てみて思うのは、その耐え難い痛み痒みすらまだ“硬直”のものだったのかもしれない、ということです。

だって、月に一度くらいのことで、一時的なものでしかなかったから。

 

あの、耐え難い状態からさらに先に進んでいたらどうなるか。

たぶん、きっと、

 

–次回につづく–

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