【0178】目の疲れ編-ホウタン的人体力学 3 of 4

91-ホウタン的××入門

【承B】目は1分でよくなる を読んで

ある休みの日にたまたま、前の予定と次の予定が3時間ほど空いた上に、その駅にそれなりの規模の書店があるのは知っていたので、せっかくだから隅から隅まで見て回ろう、と一方の隅からしばらく見ていくとあったのが「健康法コーナー」というのか「病気・痛みコーナー」というのか、ふだんは見ないような本が置いてある一角です。

そんなたまたまに出会ったのが、<内田輝和 『目は顔さすりでよくなる』>と<今野清志 『目は1分でよくなる!』>の2冊でした。

前回まで内田『顔さすり』を取り上げてきました。今回から今野『1分でよくなる』のほうを見てみます。

 

こちらもまず結論を探して見ます。

表紙には次のように書かれています。

7つの視力回復トレーニングを紹介!今日からすぐ始められます

1 タッピング法(打圧法)
2 シャイク法
3 さすり法
4 指圧法
5 呼吸法
6 確認法
7 瞑想法(脳の癒し)

今野清志 『目は1分でよくなる!』

7つのトレーニングをすすめているようです。

次に目次を見てみましょう。

第1章

日本人は世界で一番目が悪い

p17

第2章

酸素不足が目を悪くする

p47

第3章

1分間で目がよくなる7つの視力回復トレーニング

p89

第4章

深呼吸とジャンプで目はよくなる

p117

第5章

目が良くなると人生が好転する

p151

第3章にさきほどの表紙に挙げられていた7つのトレーニングが紹介されていて、これがこの本のメインのはずです。

それなのに、そのあとに2つの章が設けられ全体の3分の1ほどのページが使われています。

 

7つのトレーニングを強調され過ぎていて惑わされますが、この本の結論は第2章にあります。第2章の題目は「酸素不足が目を悪くする」です。

目を悪くする原因は酸素不足だといっています。

その目を悪くする原因である酸素不足を解消するための方法が第3章「7つの視力回復トレーニング」と第4章「深呼吸とジャンプ」である、という構成になっています。

ちなみに、第1章は導入で第5章は改善事例の紹介をしてがんばれーとエールを送っている、どちらもおまけ(?)のような部分です

 

――

では結論である第2章を見てみます。

以下、本投稿における<>内の数字は今野清志『目は1分でよくなる!』のページ数を指します

目を悪くする一番の原因は酸素不足

目の最大の栄養源は「酸素」です。(中略)「呼吸=酸素」は生命活動の基本です。私たちの体を形づくる60兆個の細胞は、すべて酸素をエネルギー源としています。まして、眼筋の運動は1日10万回以上。ですから「酸欠」状態になると、目は一番にその機能に大きな影響を受けてしまいます。

酸素欠乏が具体的にどういった視力障害につながるのでしょう。まず、「酸欠」になると、毛様体の筋力と水晶体の弾力が失われることから、近視や老眼が加速します。(後略)<p48-49>

第2章最初のこの2ページが結論です。

「目だけでなくすべての細胞に酸素が必要だが、酸欠状態になると一番に影響を受けるのが目。酸素欠乏によって近視・老眼が加速し、白内障になり、飛蚊症を招き、緑内障の原因となり、視野が損なわれる」と言っています。

 

次のページには「酸欠」状態になる原因が書かれています。

その「酸欠」の原因はもちろん、私たちが酸素を直接取り入れることができる、唯一の方法、呼吸にあります。

十分な酸素が取りこめない、大きな原因は2つあります。

まず、私がこれまで、約10万人の患者さんを診てきて、最も大きい酸欠の原因は、胃腸の硬化です。このことを伝えると、「息を吸うのは肺でしょう?なぜ胃腸が関係あるの?」と、必ず問いかけられます。ですが、胃腸が硬いとなぜ酸素が取りこめないか、試してみていただくと実感することができます。(中略)

次に多いのが、姿勢の悪さ。事務仕事をしている方は、100%酸欠だと思って間違いないでしょう。パソコンに向き合っていると、どうしても前かがみになります。(…)加えて座りっぱなしでいるということは、自分の体重でおしりや太ももを圧迫して止血しているのと同じです。(後略)<p50-52>

ここでは「酸欠の原因は質の悪い呼吸にあり。呼吸で十分な酸素を取りこめない原因は大きく2つ。ひとつは胃腸の硬化、もうひとつは姿勢の悪さである」と言っています。

 

第2章にはこのほか

“目の最大のトラブルは、血流障害です。酸素欠乏症の解消が、回復のカギ<p64>”

“目だけではなく「脳」でも見ている<p64>”

“ストレスも目が悪くなる、大きな原因の一つ<p67>”

などとあります。

 

最後のストレスは「ストレスにより交感神経が優位になり、自律神経のバランスが乱れ、血流障害が引き起こされ、酸素不足に陥る。またストレスにより胃が持ち上がり胃腸の運動や働きが鈍くなり、胃腸の硬化も始まる<p67-69より抜粋>」と結局、酸素不足、胃腸の硬化につながります

また、脳については、「目だけでなく脳でも見ている。脳にとっては「見える」のが当たり前で「見えない」ことが脳にとってストレスとなり、自律神経のバランスが乱れることもある。1.5程度の視力があるのが脳にとって安定できる快適な状態で、0.01でも視力をよくすることは脳にとってのストレス解消につながる<p69-70より抜粋>」とこちらはストレスの話につながります。

 

そこで、第2章の要点は第2章冒頭の<p48-52>に詰まっているといってよいでしょう。

–次回につづく–


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