【0121】一年の計は
【序】ゆく年くる年
年が明けて数日、
2017年末から2018年初にかけては大きな連休になった方も多いように聞いています。
カレンダーを見てみるとこういう並びです
(24~31は2017年12月の日付、1~13は2018年1月の日付とします。以下同じです)
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
1 |
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11 |
12 |
13 |
さてこのカレンダーに休日を印していきましょう。以下では赤文字を休みとします
仮に土日祝が休みとするとこうなります。
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
1 |
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9 |
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土日の他、1月1日が元日、1月8日は成人の日で祝日ですね。
ここで祝日のほかに、年末年始の休暇が加わります。
年末年始は12月29日~1月3日が休みの会社が多いのではないでしょうか。
これは昔からの慣習のように思いますが、
月月火水木金金という時代もあったはずですから、それほど昔の話でもありません。
おそらく官公署の休みに倣ったのではないかと思います。
たとえば大阪市のWebページには次のように書かれています。
“
市役所・区役所(大阪市サービスカウンター(梅田・難波・天王寺)を含む)は、12月29日(金曜日)~1月3日(水曜日)は休みます。
<「年末年始の業務案内・施設休館情報」2017年12月1日 ページ番号:418575>
“
もうひとつ例で、大阪法務局のWebページでは次のように書かれています。
“
大阪法務局本局,支局及び出張所の窓口取扱時間は午前8時30分から午後5時15分までです。なお,土曜・日曜・休日及び祝祭日・年末年始(12/29~1/3)は業務を行っておりません。
(お願い)昼休みは,職員が交替で事務を取り扱っておりますので,多少お待ちいただく場合があります。ご理解とご協力をお願いいたします。
<「窓口取扱時間について」更新日:2006年7月1日、下線は(日野)による>
”
下線部分が年末年始の話なのですが、それとは関係のないところで
(お願い)の一文が実直で飾り気がなく、大阪法務局らしいなあと、好意をもって、思います。
さて、この官公署の休みに倣うとカレンダーはこうなります。
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
1 |
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13 |
あら、29~3までが連休で、4・5の次は6~8までがまた連休です。
こうなってくるとオセロ的感覚でしょうか、
「1月4日・5日も休んじゃう?」と考える方が多いようで、
自主的に有給休暇を取ったり、会社が率先して(毎週定例の会議・打合せを休みにするなどして)休暇を取るように勧めたり、そもそも営業日ではなくする会社さんも相当数あるようです。
会社自体休みにしてしまうというのは、いいですね。
いくら定例の会議や打合せをなくしても業務的にルーチンがあると休みにくい人は必ずいますから。営業自体を休みにするほうがよいことだと思います。
今年2018年でいえば、サービス業でも元日は営業しない会社さんが出てきたようで、英断ですし、よい動きだと思います。。
こういう動きこそ、働き方改革といえるように思います。
そうして1月4日・5日に年次有給休暇など利用して休みをとるとこうなります。(再掲:24~31は2017年12月の日付、1~13は2018年1月の日付とします。赤文字が休み)
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
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13 |
29~8まで11連休です。
なんと、11連休です。
【起】「一年の計は元旦にあり」という
さて、この2017年末~2018年始は、最大11連休となる、恵まれた暦でした。
このくらい休むと、日常の業務を一旦忘れることができるはずです。
こうなると、一年の計も立てやすいのではないでしょうか。
というのは、
「重要度の高低」と「緊急度の高低」の2軸で四象限を切ったときに、
緊急度:高に流されて重要度:低をやってしまいがちだけど、本当は緊急度の高低に惑わされずに重要度の高い項目を先にするべきですよ、
という教えがありますが、
よほど上司と認識合わせをうまくやらないと、どうしても(上司にとっての)緊急度:高が優先されてしまいます。
そこに11連休もあれば、一旦その思い込みから脱することができるのではないか、ということです。
自分にとって本当にやるべきことは何か、そういうことを考えるには日常から離れる時間が必要で、それこそ年末年始の連休がふさわしいと思います。
–つづく–