【0091】一才桜とともに考える法務担当者の心構え 6 of 6
–前回までのあらすじ–
春分次候、「誕生から一月の記念に残す何か」として一才桜を見に事務所近くの花屋さんいわく、向側「ああ、そんなん。もう早いうちにないですよ。」(※1)
向側「すぐになくなってしまうんですよ。今年はもう時期ちがうし(※2)」
向側「来年入るかはわかりません」
(日野)がドアと押し開け体半分が外に出かけると、向こう側の者はドアを閉めてくれ、(日野)としては店から締め出 ...
【0090】一才桜とともに考える法務担当者の心構え 5 of 6
–前回までのあらすじ–
ある年の春分次候、「誕生から一月の記念に残す何か」として一才桜がふさわしいものかどうか、現物を見に事務所近くの花屋さんいわく、向側「どうしましたか?」
日野「ちょっと前にオモテに一才桜?があったように思って、」
(とまだ読点(、)の段階なのにそこにかぶせるように)
向側「ああ、そんなん。もう早いうちにないですよ。」(※1)
向側「すぐになくなってしまう ...
【0089】一才桜とともに考える法務担当者の心構え 4 of 6
–前回までのあらすじ–
ある年の春分次候、「誕生から一月の記念に残す何か」として一才桜がふさわしいものかどうか、現物を見に事務所近くの花屋さんへ。あえて見ないようにしていたカウンターの向こう側の者いわく、向側「どうしましたか?」
日野「ちょっと前にオモテに一才桜?があったように思って、」
(とまだ読点(、)の段階なのにそこにかぶせるように)
向側「ああ、そんなん。もう早いうちにないで ...
【0088】一才桜とともに考える法務担当者の心構え 3 of 6
–前回までのあらすじ–
ある年の春分次候、娘が誕生から一月を過ぎようとする頃、「誕生から一月の記念に残す何か」として一才桜がふさわしいものかどうか、「現物を見に」事務所近くの花屋さんへ。あえて見ないようにしていたカウンターの向こう側の者が声をかけてきました。
向側「どうしましたか?」
日野「ちょっと前にオモテに一才桜?があったように思って、」
(とまだ読点(、)の段階なのにそこにかぶ ...
【0087】一才桜とともに考える法務担当者の心構え 2 of 6
–前回までのあらすじ–
それはある年の春分次候。ついこのあいだ生を受けた娘が、誕生から一月を過ぎようとする頃。事務所近くの花屋さんへ。「誕生から一月の記念に残す何か」として一才桜がふさわしいものかどうか、現物を見に。店内は狭く8帖くらい、カウンターの向こう側に在る者を見て見ぬふりをしてカウンターとは反対側ショーウィンドーをひと通り眺めると、あえて見ないようにしていたカウンターの向こう側の者が声をかけてきました、【0086】一才桜とともに考える法務担当者の心構え 1 of 6
春分次候の頃、会社近所の花屋にて
それはある年の春分次候。
それはついこのあいだ生を受けた娘が、誕生から一月を過ぎようとする頃でした。
娘が誕生して一月となると、ふだん縦の物を横にもしない愚鈍の父である(日野)でも「記念に何か残したいなあ」と考えるようになりました。
そのように考えていたとき、いつもの道中にある花屋さんの前で、
「一才桜」の文字と、その ...