【0278】年こそ薬なれ おまけ

92-年こそ薬なれ

さて、前回までの本編では【0161】石の上にも1万時間で取りあげた、下の表を振返ってみて、

(表)取組み度合い別10000時間に到達するための必要年数

実際には何年で10000時間を到達したのだろうか、という話でした。

【0161】の記事を書いた当時に拠りどころとした「10000時間の法則」、
その引用元となった本を見直してみます。

米ジャーナリスト、マルコム・グラッドウェルが『天才!成功する人々の法則』(勝間和代訳・講談社)で紹介した「作曲家、チェスの名人、サッカー選手、野球選手、コンサートピアニストなど、真に世界的なレベルに達した名人は共通して「1万時間以上もの時間を練習に費やしている」という法則。<水野俊哉 『ビジネス用語の常識・非常識』p169 下線は(日野)による>

この下線をつけたところ、“真に世界的なレベルに達した名人は共通して「1万時間以上もの時間を練習に費やしている」”と言っているだけで、

“1万時間費やせば世界的なレベルに達する”ではないんですね~

このブログを続けてきて、
1年・3年・7年と、それぞれのタイミングで、得るものはありましたが、
“真に世界的なレベルに達した”ものが何かひとつでもあるかというと、あるとは思えません。

10000時間というのは、毎日4時間を7年続けたら経つわけです。
(日野)も実際それを実行しました。
だからといって、世界的なレベルに達するわけではないです。

毎日たったの4時間、たったの7年、です。
 “真に世界的なレベルに達した名人”を見れば、そのくらいの練習はしていると思います。

逆に、
凡人が漫然と10000時間費やしても“真に世界的なレベルに達した名人”にはなれません。

意識的に7年を投下した結果、そのような当たり前のこと(40歳にもなると意識しなくても気づいていること、をより明確に)、
認識することができました。

 

10000時間は目的ではありません。

目的とは理想の姿であって、現実と比較したときのギャップを測り、
そのギャップを埋めるために科学的な根拠のある目標を置く、
目標が定まればその達成に向けて日々の行動に落し込む、あとは行動するのみ。

そうわかっているはずなのに、まちがえる。
ちなみに、“真に世界的なレベル”もこのブログをしている目的ではないです。
そもそも”真に世界的なレベル”がよくわかりません。。

となると、次の目標・・・
今回【0277】です。せっかく【】内は数字四桁に設定したので、
【1000】までいきましょうか。
7年で277、1000なるにはざっと4倍して28年かあ、目標というには遠いです。

いや、だからそうじゃなくて、目的なんでしたっけ??

–完–

92-年こそ薬なれ


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