【0259】ゆく年くる年

92-年こそ薬なれ

このブログの更新は原則、頻度は月2回、
毎月第1土曜日と第3土曜日を更新日としています。

毎度、次の更新はいつかな?とカレンダーを見ているのですが、
2022年1月の第1土曜日は、1月1日です。

これはこのブログを初めて以来なかったことです。

かつて1月1日に投稿したことがないので、浮かれてしまいました。
何を書こうかとウキウキしていたときです。ふっと思い出しました。

 

ある年の元日、親戚が集まって食事をしていたとき、
父(Aとします)が、家の外にいる弟(Bとします)に、言いました。

A「おい、B、外出てどうした」

B「Cくんがお金取りに来るから待ってる」

A「なんやて!元日から取立て来るようなところと取引してたらあかん」

B「ちがうちがう!給料や」

そのときはなんとなく聞き流してしまったので、
なぜ元日から取立てがだめなのか、聞かずじまいで過ぎてしまいましたが、
年末になるとその話を思い出すようになりました。

その年の父と弟の会話を聞いて以来、
三が日にいらんことするのはやめようと思いました。

親世代と同居しなくなったから、いろいろの風習、習慣が継承されなくなって、
知らぬうちに非常識なことをしてしまう可能性が高まっているように思います。
そうして非常識な行動によって、自分が恥をかくだけならまだしも、
誰かに迷惑をかけてしまったり、事業の信用を失うのは困ります。

そう考えると、理由を聞かなかったのは悔やまれます。
応用が利かないので、三が日に大人しくしておくくらいしかできません。

江戸時代のツケはお盆と大晦日に取立てだったらしいので、
昔話では“大晦日だから支払いしないと”というくだりを見かける気がします。例えば太宰治『新釈諸国噺』「貧の意地」や「破産」など
その習慣から繋がっているのではと、推測していますが、本当の理由はどうなのでしょうか。

 

とにかく、三が日にいらんことするのはやめ、できる限り休む、
予定は入れず、家族とゆっくり過ごすことにしています。

ということで、このブログの更新も見送りました。

見送って、ゆっくり休んだ結果、更新も遅れに遅れて第3土曜日です。
幸い、今月は第5土曜日があるので、そこで挽回するつもりです。

–完–

92-年こそ薬なれ


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