【0229】経営学の古典を読む 2 of 4
グローバルタスクフォース編『世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊』で挙げられている38冊から(日野)なりに厳選してさらに冊数を絞り込もうというのがここでの試みです。
では、どのようにして絞り込むのか。
まず同書は、ジュニアスタッフからマネジメントまで幅広い層に向けた書になっています。
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本書の対象は、ビジネスパーソンにとって必要となるマネジメント領域の広さと深さにより、大きく①ジュニアスタッフ層、②ミドルスタッフ層、そして③シニアスタッフ層の3つのグループに分けています。(…)
①ジュニアスタッフ層 就職を前にした大学生や新入社員、そして入社3~5年程度の若手社員です。(…)
②ミドルスタッフ層 いわゆる係長から課長のマネジャー層です。(…)
③シニアスタッフ層 部長(シニアマネジャー~ディレクター)レベル以上のマネジメント層がマスターすべき書を示しています。
<グローバルタスクフォース編 『世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊』p2 下線は(日野)による>
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その幅広い層の中から(日野)がいる層が読むべき書に絞ります。
(日野)がいる層とは、
(日野)を含む中堅どころ、一般的には係長など役職がつきはじめる頃から課長くらいまでが知っておくべきものです。
知っておくべきというのは、もちろんその役職であれば知ってないと仕事に支障があるものを言いますが、それだけでなく、
上位の役職者が当然に知っているもの を含みます。
我々の層、いわゆる中間管理職は、プレイヤーとしての働きだけでなく、管理者としてより上位の役職者の思惑を汲んだ動きを要求されます。
部長が言った言葉を受けて咀嚼して部下に落し込んでいく動きです。
その上位の役職者の思惑を知ろうとするときに、知識レベルでベースが合っていることは、必要条件になるはずです。
たとえば、部長が今年度の利益で悩まれているときに会計上固定資産となる投資の計画見直しを持って行ってもダメなのです。確実に利益に効く費目での見直しを持っていかなければなりません。
経験や趣味嗜好は人により異なりますが、一定以上の役職者の知識レベルというのはそれほど差がないはずです。
そして、そのあまり差のない知識レベルが一般化されているであろう書というのが、ここで挙げていく10作品です。
–次回につづく–