【0228】経営学の古典を読む 1 of 4
前回の予告どおり、
法務担当者の基礎となる知識および技法を知るための古典的な本として、
“経営学の古典”、そのあと“法律学の基本書”と続ける予定で進めていきます。
まず“経営学の古典”です。
ずいぶん前のような気がしますが、“中小企業診断士の試験科目が法務担当者の役に立つ”という話を書きました。<【0097】「法務担当者はスタッフであるから」というときのスタッフ(前)>
(日野)は、10年くらい前はMBAにあこがれたりもしましたが、留学する覚悟もできず、結局診断士の試験勉強止まり(受験歴ナシ)というレベルです。
というレベルですから、経営学を語る力はなく、他の方のセレクションに寄りかかりながら挙げていきます。
グローバルタスクフォース編『世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊』
という本があります。
どのような本か、はしがきから引用しますと、次のように書かれています。
“
本書は、新刊書籍の洪水に流されがちなビジネスパーソンにとって、「この領域を理解するなら、まずこの1冊」という、歴史的な名著を38冊選び、それぞれに対して、独自の解説と体系マップをつけて構成した読書ガイドです。(…)
本書でピックアップした38タイトルの書籍はすべて、内容の質的にも体系的にも、そして掘り下げ方の深さの面でも、“最高峰”のものばかりです。そのほとんどが世界の主要ビジネススクールの定番テキストとして、現在でも読み継がれています。
<グローバルタスクフォース編 『世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊』p2 下線は(日野)による>
“
どのような本かというと、上の引用の第一文“本書は、~読書ガイドです。”
ということです。
(ここで取り上げるために読み直して気づいたのですが、この本でも、“歴史的な名著”
や“定番テキスト”
という書きぶりで、古典とは呼んでいませんね。)
さてこの本では、取り上げる本を次に記す7つに分類します。
経営資源とよくいわれる3つ「ヒト」「モノ」「カネ」、
これら3つに共通する論点となる「イノベーション」、
を中心にして、全体総括的に入口に「ゼネラルマネジメント」、出口に「戦略」が置かれています。
その土台には「論理的思考」があります。(経営学の土台というより社会科学の土台かもしれません)
このブログで同書の38冊すべてを挙げるのであれば、(日野)を介する意味もないですし、
著作権の侵害にもなると思います。
同書で挙げられている38冊から(日野)なりに厳選してさらに冊数を絞り込んでいこう
というのがここでの試みです。
–次回につづく–