【0003】「ビジネス法務」とは 2 of 4
(追記)投稿当時は現在とちがい、ブログタイトルは「(名称準備中)が実践するビジネス法務」であり、管理人の名称は「(準備中)」でした。
というわけで、意外と定義されていないのが「ビジネス法務」という言葉でした。
しかし、ブログタイトルにつける以上、自分なりの定義をしなければ。
このようなときにまず頼るのはなにか。グーグル先生でしょうか?
いいえ、それは手掛かりにはなりますが、それだけではダメです。
言葉を探すなら辞典がいちばんです。手許の国語辞典を開きましょう。
まず、「法務」とはなんぞや。
” ほう-む【法務】①法律上の事務。司法に関係する事務。②[仏]寺院や教団の事務。
<松村明 他『旺文社国語辞典 第九版』旺文社> ”
どうやら法務とは「法律上の事務」のようです。
一応「事務」も見ておきましょうか。
” じ-む【事務】官庁・会社・商店などで、主として文書・帳簿などの書類を扱う仕事。「――員」
<同上> ”
まあ、一般的な感覚どおりでしょうか。
続けて「ビジネス」とは。
” ビジネス<business>①仕事。事務。②営業。実業
じつ-ぎょう【実業】農業・工業・商業など、実際の生産・製作・売買に関する事業。
じ-ぎょう【事業】①社会的に大きな仕事。「慈善――」②一定の目的と計画をもって経営する経済活動。「――を興す」
<同上> ”
このようにしてイモヅル式に単語を引いていけるのが辞典のたのしいところ。それは置いておいて、なんとなくわかってきたかもしれない。つなげてみましょう。
ビジネス法務とは、「実際の生産・製作・売買に関する」「一定の目的と計画をもって経営する経済活動」のうち、「法律上の」「書類を扱う仕事」である。
う~~ん、遠からず、だが、近からず。かな。。 一応、もうひとつ手許の辞典を引いてみる。
” ビジネス[business] ビジネスという用語は多義的に使われており、商業上の取引、一定の仕事、企業などの組織体あるいは実務や事業を意味する用語である。取引として使う場合は、製造業のようにリスクを負って商品を製造し、販売し、(略)
<吉田和夫 他『最新 基本経営学用語辞典』同文館出版> ”
あかんわ。やりすぎたらドツボはまるやつや。。。
このように真正面からぶつかってもどうにもならないくらい曖昧なまま流通しているのが「ビジネス法務」という言葉なわけです。法律に携わるものとして、定義できない単語は使えません。
よし、ブログタイトル変えましょか。