【0023】文章を書くときの心得 1 of 3

10-ビジネス法務96第一話, 99引用

文章を書くのはむつかしい

ここまで20数件の投稿をしてきましたが、改めて感じるのは作文のむずかしさです。

法務担当者として、数々の文章を書いてきました。
たとえば、契約書の起案・校正、相手方担当者との交渉メール、稟議書のチェックやその差戻し文、社内規程類の起案、弁護士等諸先生方への相談文書と相談結果の報告文書 等々。

おそらく法務担当は、その職責上、他の職種より多くの文章を書いているはずです。
正直に言うと、まあまあ自信がありました。

しかし書けない。

いや、正確に言うと、書けることは書けるけれど、読み返してみるとどうもしっくりこないのです。

今後のために、その原因を考えておきたいと思います。

媒体のちがい? Webライティングについて

そこで、これまで(日野)が業務上書いてきた文章と本ブログでの投稿のちがいを考えてみました。

ます、思いつくのが媒体のちがいです。

通常(日野)がその職務として書いているのは、紙に印刷することを前提とした文章です。

一方、このブログではWebブラウザで閲覧することを前提としています。
その媒体の違いが大きく影響しているのではないかと。


Webライティングは、簡単にいえば「Webで公開するコンテンツを作成すること」にすぎません。(…)しかし、Webのコンテンツはすべてのページがスタートページになり得ること、画面上ではページの一部しか表示されないこと、ほかのコンテンツと容易に比較されること、SEO対策によって集客できることなど、紙の世界とは異なるさまざまな特徴があります。

<鈴木良治『SEO対策のためのWebライティング実践講座』>

このように、紙とWebとでちがいがあることは確かなようです。


高い成果を上げるWebコンテンツを作成するには、読みやすくアクションに結びつく文章を作成するスキルはもちろん、低コストで多くの人に見てもらうためのSEO対策、検索結果をクリックしてもらうためのキャッチコピー、訪問者が読みたくなる見た目、コンテンツを改善し効果を高めるアクセス解析…、とさまざまな分野のスキルが必要です。

<同上>

ここで引用した本は上記のようなWebコンテンツ作成のためのスキルがたくさん書かれています。そしてスキルの中で、「オリジナリティの高いコンテンツを作成すること」が基本とされています。


検索エンジンは、無数にあるWebサイトの中から最適なWebサイトを選び、利用者が望む情報を提示するサービスです。(…)検索エンジンを提供するのも営利企業です。より低いコストでより質の高いサービスを提供できることを望み、それを実現してくれるパートナーを優遇するのは当たり前です。そしてその鍵となるのが「利用者に提示する選択肢を増やすこと」、つまり「オリジナリティの高いコンテンツを作成すること」なのです。

<同上>

Webならではの特徴があること、その特徴に合わせて文章を作成するための有益なテクニックとそれを実現するためのツールが網羅的に紹介されている良書です
が、残念ながら現在の(日野)はそれ以前のところでつまずいているように感じました。

さて、媒体のちがいという視点からは、探していた答えはみつからないようです。

(追記)投稿当時は現在とちがい、管理人の名称は(準備中)でした。修正して現在の一人称である(日野)等に置換えをしています。

10-ビジネス法務96第一話, 99引用


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