【0212】優先順位を見極める 1 of 3

14-連載-法務三大フレームワーク

いそがしい。

仕事でもプライベートでも、やるべきこと・やりたいことがたくさんあります。

でも時間は有限です。できることの総量は限られます。

そんなときは優先順位をつけて、優先順位の高いものからやっていく、低いものはやらずにすますしかありません。

 

優先順位をつけるときに重要・緊急の四象限がよく言われます。

一方の軸に重要性、

もう一方の軸には緊急性の2軸を置き、

それぞれの軸を高い・低いで区切ってつくる四象限、

下の図のようなものです。

それぞれの象限に①~④の数字を振りました。

重要性・緊急性がともに高い①は優先して実施し、

ともに低い④は実施しない。

ここまでは簡単です。

 

では重要性・緊急性のどちらかが低いとき、②③ではどちらを先にするべきか。

緊急性よりも重要性の高いものを優先するべきです。

だれかに急かされて緊急度=高いとなっていても重要度が低いと判断したものは優先度を下げて、なんならやらずにすませてしまおう、

というのがこの四象限における気づきだと思います。

 

フレームワークの解説でも次のように書かれています。

ハイ・ロー・マトリクスは、軸を変えればいろんな使い方ができます。たとえば、業務改善を考えるのであれば、S.コヴィーが提唱した重要度・緊急度マトリクスが役に立ちます。重要度(業績への影響など)と緊急度(納期の余裕など)の2つの軸で仕事を整理していくものです。

改善のカギとなるのが、重要度が高くて緊急度が低い仕事です。スキルアップ、業務改善、関係づくり、新たな仕事への挑戦などです。ここを増やせば、他の仕事の緊急度が下げられ、重要度を優先して仕事ができるようになります。意識的に増やさないと、減ることはあっても増えることはありません。

<堀公俊 『問題解決フレームワーク大全』 下線は(日野)による>

ちょっと3つめの下線部が意味不明ですが、おそらく、

対症療法ではなく問題を根本から解決できるような重要度の高い仕事に取り組むことで対症療法的な仕事が発生しなくなり、その結果仕事の総量そのものを減らせる、

ということを言っているのではないかと思います。

 

以上でOK、やるべきことの優先順位づけ、おしまい。

となるところですが、この四象限、実際にプロットしようとすると、

緊急度は期日があるので判断できますが、重要度の判断はむずかしい

ということに気づきます。

–次回につづく–


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