【0171】肩こり・腰痛編-ホウタン的人体力学 3 of 6
【承2】背骨にはアーチがある
どうにもひどくなった肩こり・腰痛をどうにかしたくて、書店に行って、手に取ってすぐに買った本、井本邦昭「弱った体がよみがえる人体力学」から、
まず結論部分として、次の引用部分を挙げました。
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病気や不調を生む体のサビつきを解消する方法として、本書では「10秒刺激」という体の動かし方を紹介します。これは人体力学で読み解いた筋肉や骨の連動を利用し、ふだんは動かせない体の奥にあるサビつきをピンポイントで刺激する、すぐれた身体操作術です。
<井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p42>
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「10秒刺激」という体の動かし方をすることで病気や不調を生む体のサビつきを解消する
といっています。
これが結論です。
「10秒刺激」がいいというのが結論で、ではなぜ10秒刺激がいいのか。
前回に引用した文言を使って言い換えると“10秒刺激がなぜサビつきをピンポイントで刺激”することになるのか、ということになります。
論理の順に巻き戻していきます。
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腰は10秒刺激の動作の土台となる大切な部位。(…)はじめて10秒刺激をするときは、まず下に紹介する動きをおこなって骨盤とその周囲の筋肉に活を入れ、腰のアーチを自然にキープできるようになりましょう。
<井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p44>
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10秒刺激の土台となる大切な部位が腰であり、この大切な部位である腰に、アーチをキープできるようにしましょうと言っています。
さて、その「腰のアーチ」とはどういうものか。これも本書に特有の言葉です。
次の引用部分が「アーチ」について説明しています。
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さらにもうひとつ、全身の連動に欠かせないのが重力です。二足歩行をする人間の体は、背骨のS字カーブや足首、土ふまずなど、多くのアーチを備え、これらの骨と周辺の筋肉が連動することで、体の重さや重力を受け流すようにつくられています。
<井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p28 下線は(日野)による>
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(日野)にとってここは衝撃的でした。
(日野)の認識では、背骨は骨盤にまっすぐにくっついているものだったからです。
うねうねとゆがんだ背骨をピンとまっすぐに伸ばすのがストレッチであったりマッサージや整体だと思い込んでいました。
上記の引用部分に衝撃を受けて、改めて人体模型を眺めてみました。
言われてみれば確かに、背骨はS字カーブを描いています。
そして、背簿の終点である骨盤との接点も、まっすぐ直角にくっついてるわけではありません
<以上の人体模型の画像はamazon.co.jpで扱われている次の商品の説明画像から使わせていただきました>
このまっすぐでない弛み、<井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』>でいうところの「腰のアーチ」が重力を受け流し、頭の重み・上体の重みを受け流しているのだと知ると、体がゆがんでまっすぐでないからしんどいんだ、というのはまちがった思い込みだと考えるようになりました。
–次回につづく–