【0182】呼吸編-ホウタン的人体力学 2 of 6
【起のおまけ】まず吐く、では、どう吸う?
呼吸は、動作としては吸って吐いてのワンセットですが、重点は吐くことにあります。
もう一方、吸うことの方は、補足的に、おまけとして、ポイントを挙げておきます。
同じく、今野清志『目は1分でよくなる!』から該当の箇所を引いてみます。
(以下、本投稿における<>内の数字は同書のページ数を指します)
“呼吸の基本は、鼻から吸って口から吐くこと。口で吸うと、空気中のホコリや細菌をそのまま取り込んでしまうので、必ず鼻から吸い込みましょう。<p108>“
口からではなく鼻から吸う。
これもなるほどと思い、実践しました。
これも(日野)の体験談でしかありませんが、鼻から吸うことを意識しはじめてしばらくして、副鼻腔炎(ちくのう)になりました。
たまたまかもしれませんが、
鼻から吸うことを意識して、しかもそのときは始めたばかりで吐くことより吸うことへの意識が強かったから、必要以上に吸ってしまった結果であって、たまたまではないかもしれません。
鼻から吸うのが呼吸の基本ですが、鼻水はすったらだめです。
鼻水は必ずかんで出しましょう。ちくのうで治療してくださった耳鼻科の先生が何度もそう言っていました。
鼻水はすったらだめなのですが、それ以前に、意識的に吸う必要があまりないということを書いておきたいと思います。
前回【0181】の最後に引用した文ですが、もう一度引いておきます、
“いったん吐ききってしまえば、あとは自然に空気を吸い込みますので、まずはしっかりと出し切りましょう<p109>“
吐き切ってしまえば自然に入ってくる、これが重要な点ではないかと感じています。
強く吸い込む必要がありません。
しっかりと吐くことができれば、体内に生まれた隙間に目がけて鼻から口から自然に空気が入ってくるのを感じます。
6秒以上かけて吐き切る、
しっかりと呼吸しなさいと言われたときにまずやることがこれです、
吸うことに関してのポイントは、鼻から口からよりも、吸わないことではないかと思っています。
まずは、6秒以上かけて、しっかりと、吐き切ることです。
–次回につづく–