【0186】呼吸編-ホウタン的人体力学 6 of 6

91-ホウタン的××入門97最終話

【結のおまけ】実は「人体力学」にも呼吸の話題が

眼の疲れ編・呼吸編で書いた気づきを得たあと、最初に取り上げた『弱った体がよみがえる人体力学』を読み返すと、ここでも呼吸が扱われていました。

じつは日本人の多くが、知らぬ間に弱らせている部位があります。それは呼吸器です。現代人は肺をはじめとする、呼吸に関わる機能がたいへん弱くなっています。原因は、慢性的な運動不足、異常気象の影響、姿勢の乱れや栄養過多、ストレスや腕の使いすぎによる偏り疲労など、さまざまです。

時代の変化によって生じたこれらの現象が複雑にからみ合った結果、近年では、ほとんどの体で呼吸器が弱っていることを確認できます。

呼吸は、酸素を取りこみ全身にゆきわたらせる生命活動のかなめ。そのため呼吸器が弱くなってしまうと、一日何万回とおこなう呼吸の質が落ちて、生命活動自体が弱っていくのです。

井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p18>

この引用に続いて、「呼吸器が弱るとあらゆる症状を引き起こす引き金に」という話につながっていきます。

更に「10秒刺激ではダメだったら呼吸法」とも書かれています。

10秒刺激を試しても、腰のアーチができなかったり腕や脇腹がうまく動かなかったりする方も多いでしょう。これは体の各部位にしつこいサビつきがあることが疑われます。

そんなときに役立つのが呼吸法です。

良質な呼吸には、全身に酸素をゆきわたらせて弱った部分を活性化させ自律神経をととのえるはたらきがあります。

そして内臓のはたらきを高め体が本来もつ体を治す力を呼び起こしてくれます。

井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p50 下線は(日野)による>

下線部分など、今野『目は1分でよくなる!』でも見たようなことを言っています。

おそらく根本はココ、呼吸法が重要なのだろうと、改めて思います。

–完–


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