【0187】目的から逆算してやるべきことを設定する
ホウタン的人体力学を一区切りして
習慣化できるのはせいぜい3つだと、ホウタン的人体力学の中【0174】で「【転】習慣化できるのはせいぜい3つが限界だ」と題して書きました。
思い返してみると、ホウタン的人体力学を書く動機のひとつが、1投稿=1主張の定着のためでした。
そのことを書いた【0168】は概ね次のような内容でした。
文字数を優先する結果として1投稿に複数の主張が入ってしまうことで何を言いたいのかわからなくなっているのでは、という問題意識から1投稿=1主張としようということを【0165】~【0167】で宣言したものの、
思い入れの強いテーマである読解する技法では、言いたいことを整理することで精いっぱいで、1投稿=1主張という新しいやり方を実行できないまま、グズグズと進んでしまいそうだったことから、ホウタン的人体力学という脇道にそれようのないテーマを選んだということです。
(前段落は、ホウタン的人体力学は脇道にそれようのないテーマ=思い入れのないテーマ、とも読めまして、そんな、思い入れのないことを何週間にもわたって書いてきたのかと言われると、そうではなく
ここにおける思い入れの強いテーマではないというのは、専門でない故に専門家の著書をまとめる形でしか書きようがないという意味です。
ホウタン的人体力学に関しては、「呼吸」の次に「食事」を扱いたいくらい(本来番外であるはずの「ホウタン的××入門」が他のどのカテゴリーより投稿数が多くなってしまったので自重)、真剣に考えているテーマです)
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いくら効果的な方法であっても継続継続できなければその効果が生じないことが多くあります。
継続できるのはせいぜい3つだとして、どの3つを選べば望む効果を得られるのかをしっかりと吟味しなければ継続してもやはり無駄になります。
たとえば、楽器を弾くために腕立て伏せは不要です。
“世界的なコンクールで優勝するようなクラシックの演奏家は、たいてい筋トレなどはしません。女性ピアニストの見惚れるような前腕の筋肉は、演奏の賜物なのです。<進藤浩子 他『ベース・プレイの攻略本』p127>“
((日野)補足:ピアニストを女性に限定して挙げていることに違和感がありましたが、男性はタキシードを着ることが多いので腕の筋肉に見惚れることができないからだと推測して原文ママで)
たとえば、英文契約書を審査できるようになりたいときにTOEICで高得点をとるためだけの勉強は不要です。
“中学校レベルの文法力と大学受験レベルの単語力さえあれば、本編で取りあげる用語・用例をおさえておくことで、英文契約書は大体読めるようになります。<日向清人 『ビギナーのための法律英語』p92 下線は(日野)による>“
何かに費やす時間は限られているわけですから、望む効果を得るために、楽器がうまくなりたければその楽器を弾くのがいちばん大切です。
英文契約書を審査できるようになりたければ中学レベルの文法と大学受験レベルの単語力を身に着けることが入口です。
(日野)が目の不調を解消するためにしていること、いまは、人体力学でも顔さすりでもなく呼吸だけを意識して続けています。
具体的には、
できるだけ外に出て息を深く吐くこと と、
ジャンプして胃腸を揺らすこと
の2つです。
呼吸法というと、しっかりやろうとすると合気道やヨーガなどになっていくのかもしれないし、今野清志『目は1分でよくなる!』にも“ペットボトル法”や“お腹もみ”が挙げられていますが、いまは深呼吸とジャンプの2つだけで充分効果を感じているので、その2つに留めています。
このふたつのよいところは思い出した時にすぐできることです。
とくに深く息を吐くことは準備がいらない、場所をとらない、人目も気にならない
呼吸を意識するだけで、肩こり腰痛も目の疲れも以前より感じなくなりました。
(この思い出した時にすぐできるというのも習慣化の重要な要素だと思います)
深呼吸とジャンプというのは、目の疲れ解消という目的なしでは辿り着かない習慣であり、やはり目的から逆算してやるべきことを定めるというのは重要だなと感じている次第です。
–完–