【0174】肩こり・腰痛編-ホウタン的人体力学 6 of 6

91-ホウタン的××入門

【転】習慣化できるのはせいぜい3つが限界だ

【0170】から前回【0173】まで取り上げてきた“10秒刺激<井本邦昭『弱った体がよみがえる人体力学』>”、やってみるととても気持ちがいいです。

特に「アーチ((日野)は主に腰のアーチ)がいまできた」と感じられた時はまたいつもより心地よく、より大きな喜びを感じます。

 

さて、その井本『人体力学』は、部位別痛み別症状別に24の「10秒刺激」が掲載されています。

具体的には、「01腰痛」「02頭痛」に始まり、

「12高血圧」「13低血圧」「16便秘」「19アトピー性皮膚炎」と続き、

さらには「20肌荒れ・吹き出物」「24更年期障害」まで取り上げられています。

こうなると、1~24までひととおり1回やってみればいい、というものでないことはすぐに判ります。

それは次の引用部分に暗に示されています。

10秒刺激は、寝る前と起きてすぐにおこなうのがおすすめです。(…)この2回のチャンスを活かしやすいよう、本書では寝たまま、座ったままできるものを多くチョイスしました。どれも簡単な動きながら多くのポイントがあるため、最初は上手に刺激が集まった感じが得られないかもしれません。でも毎日おこなっていれば身体感覚は徐々に研ぎ澄まされます。1~2週間続ければ、これまでと違う充実した一日を過ごす自分に出会えるようになるでしょう。

<井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』p48 下線は(日野)による>

”毎日おこなっていれば””1~2週間続ければ”ということは、一度ひととおりやれば効果が出るというものではなく、毎日続けることに意味があるものだと思います。

 

では毎日続けるとなると、

「10秒刺激」といっても、10秒で完結するわけではなく、その10秒間に辿り着くまでの動作があります。

その前段の動作が、仮に30秒かかり、10秒刺激を極めてから次に移るまでに20秒の余韻が必要だと仮定すると、

一つの人体力学に最短1分(前段30秒+10秒刺激+余韻20秒)かかることになります。

 

一つの人体力学に最短1分かかるとすると、この本<井本邦昭 『弱った体がよみがえる人体力学』>にある24の人体力学をすべて行うには、最短で24分かかるということになります。

 

先の引用部分には“10秒刺激は、寝る前と起きてすぐにおこなうのがおすすめです“とありました。

寝る前と起きてすぐに24の人体力学をすべてやるとすると、毎日寝る前と起きてすぐに24分を使えるかというと、無理です。少なくとも(日野)には無理です。

特に朝の24分というのは、どうにか気合を振り絞って布団から這い出でて40分後には身支度だけなんとか整えて家を飛び出しているくらいの(日野)にとっては貴重な時間です。

 

さて、では、最善を尽くそうと考えてみて、寝起きにいくつできるでしょうか。

寝起きに実行できるくらい、するべき動きを「覚えている」ということも制約条件になります。

そう考えると、せいぜい3つが限界ではないでしょうか。

 

毎日続けるにはせいぜい3つが限界と考えて、3つの人体力学を選びました。

そうして選んだ3つの人体力学。しばらくは実行して、体の変化も感じ(たように思っ)ていましたが、いつの間にかやらなくなっていました。

3つのうち、ひとつは思いついては続けていましたが、ほかの2つは続けるどころか、この投稿を書くにあたって思い出そうにも何を選んだかすら思い出せませんでした。

その上、直近まで続けていた(継続的にではなく思い出したようにやっていた)1つも、“10秒刺激”のポイントを、まちがって覚えていたくらいです。

 

–次回につづく–


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