【0256】新型コロナウイルス感染症に関連してホウタンとして学ぶこと 1 of 2

91-ホウタン的××入門

新型コロナウイルス感染症による最初の緊急事態宣言が発令されてから、
日常生活が大きく変わりました。

いまのように感染拡大が落ち着いている時期と、急速に拡大する時期が入れ替わり
その繰り返しです。

拡大する時期がくるたびに、テレビやWeb上でいろいろなことが言われます。

今回の感染拡大の原因は云々、この原因を生んだ施策実施の判断の責任は誰誰に云々、・・・

 

そんななかで、ホウタンとして何を学び何を発信するべきか。

ウイルスのことも、医療の現場のことも、専門外です。

政治や外交も、組織や機能に関する知識はあっても、実践経験がないので、
公の場で語れるようなことはありません。

個人の感情や考えはいろいろありますが、それも置いておいて、
ホウタンとして、まちがいなくいえることがありました。

言葉の使い方です。

 

【例1:時差通勤】

国土交通省からのおしらせです。

新型コロナウイルス感染症対策の一環として、車内ではマスクを着用し(中略)

時差通勤にご協力くださいますよう、おねがいします。

2020年4月の最初の緊急事態宣言が発令されたあとから、
電車内や駅構内でよく聞くようになったアナウンスです。

こうして文字に起こしてみると、まったく問題の無い、正しい日本語の使い方だと思います。

しかしこのアナウンスに含まれている「時差通勤」、音読してみると「ジサツーキン」です。

脳内変換では「自殺ぅぅきん」くらいでしょうか。

歩いていて急に聞こえてくる「自殺」という単語、
なんなら「ぅぅきん」が聞こえてこないくらいのインパクトがあります。

「自殺」「自殺」と、電車に乗る度に耳に入ってきます。

(日野)は私鉄からメトロに乗換えもあるので、乗降を待っているホームでも聞きます。
出社するたびに、往復で8回くらい「自殺」という言葉を聞いてます。

この刷り込みによって実際に行為におよんだ方がどのくらいいるか、わかりませんが、
2~3日に一度、電車の運行情報が届いた時があったのは事実です。

 

このように、文字として目で見たときと、声に出して読み上げたときで、受取り方が大きく変わる言葉があります。

さすがに“時差通勤”だけでそう感じたわけではないです。
もうひとつ、例を挙げてみます。

–次回につづく–

91-ホウタン的××入門


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