【0035】タグを設置しました。 6 of 6
続・ナンバリングの効果を考える
ナンバリングには大きく3つの意味がある(①対象の特定、②順序の明確化、③対象の系列下)、①の例として大阪「なんば」駅の駅番号と会社法63条で参照される同法58条を見てきました。続いて②順序の明確化について、これもまず駅ナンバリングの例で見てみます。
大阪に、「北千里」、「千里山」、「千里中央」、「南千里」、「東三国」、「西中島南方」、という6つの駅があって、これを順番に並べるとなると、どうでしょう。
なんとなく東西南北が駅名に入っているから並べられそうに思います。でもそれでは無理なのです。
同じことを、駅番号を付けて書くとどうでしょうか。
大阪に、「HK95北千里」、「HK92千里山」、「M08千里中央」、「HK93南千里」、「M12東三国」、「M14西中島南方」という6つの駅があります。順番に並べてください。
ほとんどの人は以下のように並べることができると思います。
北千里 ⇒ 南千里 ⇒ 千里山 と
千里中央 ⇒ 東三国 ⇒ 西中島南方 に
そして実際にこの並びは北から南に向かうときの駅の順序と一致します。
このように、似たような単語が並んでも、正確に順序づけることができることが、ナンバリングの大きな効果のひとつです。
このブログでの使用例は、投稿のタイトルに付している番号が同じ効果を出しています。これはその投稿の前後関係が明確になるからで、この②順序の明確化を利用しています。
では最後に、③対象の系列化 です。
さきほどと同じ例でみていきます。
大阪府下の駅6つ、「北千里」、「千里山」、「千里中央」、「南千里」、「東三国」、「西中島南方」の駅番号はそれぞれ「HK95北千里」、「HK92千里山」、「M08千里中央」、「HK93南千里」、「M12東三国」、「M14西中島南方」です。
頭のアルファベットで、「HK」か「M」かでわけることができますね。
もうひとつ、阪急電鉄の路線には、神戸線・宝塚線・京都線 の3つの路線がありますが、それぞれの駅番号の十の位は、神戸線:0~3、宝塚線:4~5、京都線:6~9、とわかれています。
そのことを知っていると、「宝塚南口(HK28)に来てね」と言われて宝塚駅(HK56)を目がけて宝塚線に乗ることはないわけです(これはわかりにくい例ですが、宝塚線でなく今津線だから「宝塚」という単語だけで宝塚線だけに目が行くととても遠回りになることがあるという話です)。
この3つめの効果が、このブログでタグにナンバリングする最大の理由です。
タグを系列化するため、体系化のためにナンバリングをおこなっています。
ここまで、ナンバリングの効果について記述してきましたが、最後に残りのタグ、十の位が8と9のタグを書いておきます。
8x (空き)
5xに続き「空き」です。将来的に埋まる可能性があります。
9x ブログのルール
番号 | タグ名 | 英文名称 | 含まれる内容 |
91 | 定義 | definition | |
92 | (空き) | ||
93 | (空き) | ||
94 | (空き) | ||
95 | (空き) | ||
96 | 第1話 | first-episode | 連載(複数ページにまたがる投稿)の第1話 |
97 | 最終話 | final-episode | 連載の最終話 |
98 | おしらせ | notice | |
99 | 引用 | quote |
このようなタグを使用していきます。
なお、タグは更新することがありますが、以下のまとめページでは常に最新の状態を記載していきます。
こぼれ話:ナンバリングマシーン
タグとは関係ないのですが、「ナンバリング」の話をしたので、ちょっとだけ。
経理をされたことのあるかたなら、ナンバリングといえばコレではないでしょうか。
(日野)も経理をしていたころはお世話になりました。
壊れて買い換えようと調べてみると思いのほか高価な物だと気づいてビビった思い出があります。
ちなみに、ナンバリングというと、一般的にはこのナンバリングマシンのことのようです。
”
ナンバリング 押すたびに自動的に数字が進むようなしかけの番号印字機
<松村明 他『旺文社国語辞典』>
”
経理の証拠書類は法で決められた期間保存しなければなりません。その書類の紛失や追加、差替えなどを防止するためにすべての書類に番号を振ることが多いと思います。
これはここまでで紹介したナンバリングの3つの効果のふたつめ「②順序の明確化」を利用したものですね。
簡単には改ざんできないようになっているので、悪さをしようとしている方はやめておきましょうね。すぐばれますよ。
(追記)投稿当時は現在とちがい、管理人の名称は(準備中)でした。修正して現在の一人称である(日野)等に置換えをしています。