【0265】ホウタン的人体力学 おまけ

91-ホウタン的××入門

さて、【0261】ホウタン的人体力学 1 of 4で、

  • 年末年始が寒くて、(※1)
  • お腹痛くなったけど、温めると楽になったし、(※2)
  • 温めた結果、睡眠も改善された、(※3)

という話を書きました。

疑問点をひとつひとつ確認していくことがホウタンの仕事のはじまりだと思いますので、
これら※1※2※3をホウタン的に検証してみよう、というのが今回の「ホウタン的人体力学」のお話です。

前回までで※1※2について検証してきました。
最後の※3「温めた結果、睡眠も改善された」です。

「お腹痛い→温めると楽」と同じく、これに関しても答えが見つかりませんでした。

(日野)は必ず夜中にいちどは目覚めてトイレに行き、翌朝はなんともいえないつらさを感じ、
あと何千回この苦痛をあじわうのだろうかと思いながら布団から出てきていたの(スライム状の湯舟から這い出すようなイメージ)ですが、

腹巻をして、カイロを持って、くつ下をはいて寝るようになってから、
朝まで目覚めることなく眠れる日が発生するようになりました。

また、起きるべき時間に目が覚めてそのままスッと起き上がれる日が発生するようになりました。

会社の同僚が2021年末に、寝るときに体を温めるために体力を使うから、寝るまでに温めてあげるようにすればいい(ホットティーを飲むとか)という話をしていたのを記憶していて、そういうことかもしれないなあとは思っています。
大事なお腹(内蔵)を温めるために使っていた熱量を腹巻&カイロのおかげで使わずに済んでいる。だから体力を消費せず、内臓も本来の仕事を早々に終えて休息することができる、ということではないかと思っています。

もちろん100%毎日がそのように快適な睡眠、快適な目覚めではないのですが、
いままでは0%(毎晩確実に目覚めて毎朝確実に泥沼)だったことから比べると、
週に1日2日でも、そのような快適な睡眠・快適な目覚めがあれば幸福です。

しかし、腹巻をして、カイロを持って、くつ下をはいて寝た結果が100%快適になったのではなく、それらをしていても夜中目覚める日もあり、そうかと思えば深酒をしても翌朝快適な目覚めの日ということさえ発生しています。結果がバラバラなのです。

腹巻・カイロ・くつ下と快適な睡眠・快適な目覚めに因果関係が有るのか無いのかが不明確です。
これまで100%毎晩トイレに目が覚めていた、100%毎朝泥沼から這い出るような寝起きであったことからすると快適な睡眠・快適な目覚めが週に1日2日でも「発生」することは、革命的出来事ではあるのですが、因果関係がわからないので、「発生するようになった」としか言えません。
因果関係の理解は今後の経験、経験から生まれる仮説とその仮説の検証に期待です。

ヒントになりそうなのが、進藤『冷えとり健康法』に載っている「六臓六腑の時間」です。

内臓には時間があって、調子の悪いときはまず自分の時間に変調が起こるということです。
たとえば、肝臓ならば午前1時から3時が肝臓の時間で、ですから夜中に目が覚めてどうも具合が悪いなどという場合は、まず肝臓にきているのだということです。(…)
午前3時に肺から始まって、次が大腸。午前7時からは胃と脾になって、午前11時までの4時間は消化器の時間になります。
よく、朝食べたくないとか、おなかの具合が悪いとか、そういう子がいます。あれは消化器の具合が悪いので食べないのです。そして、お昼近くになると、ケロッとして食べるわけです。(…)これは仮病ではないのです。消化器が悪いのです。

進藤義晴 『新版 万病を治す冷えとり健康法』p64-65 下線は(日野)による>

肝臓が悪いから夜中に目が覚め、胃が肝臓の影響を受けて具合が悪いから朝がつらい、
まさに体感と一致しています。

東洋医学はもう少し掘り下げて学んでみたいとおもっています。

–完–


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