21-読解する技法

さて、【0234】法律学の基本書を読む 2 of 10で、以下のように書きました。

この段階で基本書とは何かを定義するのはむずかしいので、

先に基本書とされている具体的な書籍を挙げながら、

その具体例の特徴をまとめることで帰納的論法によって、

基本書とは何かを結論づけたいと思います。

ここで一度立ち止まり、ここまで挙げてきた具体的な ...

21-読解する技法

前々回・前回と憲法、行政法、商法の基本書を挙げてきました。
ここまでは(日野)にとって迷いのないところです。

 

民事法分野を続けて、民法を見ていきます。
今回も拠りどころは愛知県弁護士会法科大学院委員会 編『入門 法科大学院』です。

古典はまちがいなく我妻『民法講義』ですが、基本書は候補が数多あります。

定番は内田貴『民法』でしょう。『入門 法科大 ...

21-読解する技法

一般的に基本書とされている具体的な書籍を挙げながら、帰納的に

基本書とは何かを考えていきます。

前回は公法分野(憲法、行政法)の基本書を挙げました。

古典

基本書(定番)

基本書(辞書的)

芦部信喜『憲法学』有斐閣、『憲法判例を読む』岩波書店

芦部信喜『憲法』

野中俊彦 他『憲法Ⅰ・Ⅱ』

田中二郎『 ...

21-読解する技法

【0239】御社は、電子契約できますか? 1 of 4から前回まで、文理解釈に関連して、電子契約の話題を挟みました。

閑話休題、【0238】の続きです。

法律学の基本書を読むと題しながら、【0238】法律学の基本書を読む(おまけ) 法律学の古典を読む(おまけ)では先に古典を挙げましたが、
今回からいよいよ題名のとおり基本書を挙げていきます。

おさらいしておくと、【0234】法律学 ...

10-ビジネス法務

ここまで日経新聞の記事を基にして進めてきましたが、
2020年9月21日以降、電子契約の記事は見かけません。

世の中的には、2020年9月21日の記事にある政府見解で解決したのかなと、思っています。

その政府見解を真に受けた人からすると、
それを受け入れられずに2020年5月30日から変わらない
「当事者型なら可だけど立会人型は不可です」という回答は、
理解できないの ...

10-ビジネス法務

さて、前回、

我々法務担当として、まず第一の拠りどころは条文、その文理解釈です。

次いで、条文の要件・効果をいかにあてはめるのか、ということを考えるときに、
判例が(とある事情に対するあてはめの答えであるから)、第二の拠りどころとなります。

この2つ以外は、いかに理論的に正しくても参考情報でしかありません。
条文に書いてないことに関しては、理論的に正しい学 ...

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