21-読解する技法

読解する技法の具体に入ると宣言した前回、

最初に選ぶ本、気負ってしまうところがありますが、これにしました。

 

佐藤優『読書の技法』です。

なんといっても、この本がなかったらこのテーマ「読解する技法」は起こらなかったわけです。

過去の投稿に次のように書いています。

論理を読み解くという切り口から見ると、確かに現 ...

21-読解する技法

さて、ここからいよいよ、読解する技法の具体に入っていきます。

 

ここからしばらくは、「読解する技法」に関連すると思われる書籍を取り上げて、(日野)なりに、その関連する部分をまとめていくという作業をしていきます。

それは、読書感想文でもなく、その著作の批評でもありません。

(日野)が考える「読解する技法」に対して、その本がどういう立場か、ということを取り上げてきます ...

21-読解する技法

【結】

本編であった2つの主題のうち、ふたつ「読解を考える手がかり」について、【0158】~【0159】で書いたもののわかりにくいので整理し直しました。

表を出すことで、本編で書いた以上のことも書けたように思います。

言語がなんのためにあるのかを考えると、言語の運用に限られる①~④だけでは不十分で、運用をできた上でそれをどう使うかの⑤~⑨のほうが重要のように思います。

読解というのは 理解 ...

21-読解する技法

前回の話をまとめると次のようになります。

 

ヨコ軸に教える側、タテ軸に教わる側として、

教える側・教わる側のそれぞれに、母語話者・外国語話者かで区切った四象限とすると、

まずは①:いわゆる現国、

(隣接する②③は置いておいて)

次に④:(日本人が日本人に教えるこれまでの義務教育上の)英語、
(国語のなかにはあってももはや母語ではない ...

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【起2】「読解を考える手がかり」を仕切り直す

【0158】読解力の向上に資すること、その手がかり  7 of 8で次のように言っています。

さて、ここにこの先おさらいをしていくことを宣言をした小中高の国語というのは、(日野)を含めほとんどの人にとって次の前提にあるものであると思います。

 ①a 日本語が母国語である

 ②a (母国語である日本語を「国語の授業」として)受けて ...

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【導】前回のあらすじ

【0152】から【0159】まで、「読解力の向上に資すること、その手がかり」について考えるなかで、2つの風呂敷を広げたという話をしました。

ひとつめの風呂敷は、「「読む」の位置づけ」、

ふたつめの風呂敷は、「読解を考える手がかり」です。

この読解の手がかりにおいて広げた風呂敷2つの内、ひとつめの風呂敷「「読む」の位置づけ」については、本編に加えてその補足として【016 ...

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