21-読解する技法

前々回までで近世以前の日本という趣きのある、

ザ・古典『論語』、
仏教の経典(代わり?)として『スッタニパータ』、
日本の古典として『古事記』を挙げ、

前回に明治以降に大きな影響を及ぼした西洋から

『聖書』と、
ギリシャ思想の代表としてのプラトンの著作から『ソクラテスの弁明』『饗宴』『法律』

を挙げてきました。

 

『論語』『スッタニパ ...

21-読解する技法

前回まで、ザ・古典である『論語』、
仏教の経典(代わり?)として『スッタニパータ』、
日本の古典として『古事記』を挙げてきました。

近世以前の日本、という感じでしょうか。
(『古事記』は明治以降に大復活しますが)

 

加藤『読書術』では、ここまでの近世以前の日本に影響を与えた上記の書に続いて、
近現代の日本に大きな影響を及ぼしている西洋の書が挙げ ...

21-読解する技法

引続き、加藤『読書術』から、具体的に何を古典というのかを見ていきます。

前回、『論語』が挙げられていました。
なぜ『論語』を古典として挙げるのか、その理由から、“ものの考え方を理解することができる”ことが古典の条件のようだと指摘しました。

加藤『読書術』では、このあとも“日本でのものの考え方を理解することができる”という観点から選ばれた著者の考える古典が列挙されていきます。

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21-読解する技法

何か困った時に頼りになる古典的な本について、

前回は「古典」「古典的」という言葉の意味と、

そんなことを調べていたらみつけた『だから古典は面白い』という本の文に挙げられている古典の名前を見ながら、

「そんな感じだけどちょっとちがう」というところで終わりました。

 

今回から(日野)に古典がどういうものが教えてくれた加藤周一『読書術』を中心に古典とは具体的 ...

21-読解する技法

さて早速ですが、【0215】バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』を読む
で次のように書きました。

さて、この重要性の判断、帰納法で論点を設定し、演繹法で判断するわけですが、

これは、バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』にあるピラミッドストラクチャの一部です。

(日野)は、なにか

考えるときは(ロジカルシンキングやクリティカルシンキングの本はたく ...

21-読解する技法

速読の技法の最後に、次の引用箇所をもう少し見てみましょう。

次に熟読法・速読法を通じて最も難しい「普通の速読」の技法について(…)

「時間は有限であり希少財である」という大原則を忘れてはいけない。速読はあくまで熟読する本を精査するための手段にすぎず、熟読できる本の数が限られるからこそ必要となるものだ。速読が熟読よりも効果を挙げることは絶対にない。
<佐藤優 『読書の技法』p8 ...

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